それではまず御社の事業についてお聞かせください
ダイキン工業株式会社
CSR・地球環境センター
担当課長 新木 一成様
ダイキン工業は、1924年に合資会社大阪金属工業所として創立し、2014年に90周年を迎えました。
主要事業は、エアコンを代表とする冷凍・冷蔵、空調事業、フッ素を原材料とした化学事業、その他フィルター事業などがあり、2017年度の売上げは2兆2900億円です。
事業別の売上げは、90%が空調事業であります。
御社のエアコンの特徴はどのようなものでしょうか。
1951年に日本で始めてのパッケージ形のエアコンを開発しました。経済発展に伴いエアコンの需要が増加するなか、1982年には、1台の室外機で多数の室内機を設置できるビル用マルチエアコンを市場投入しました。その後環境問題がクローズアップされ1998年には、インバータ式の省エネエアコン「スーパーインバータ60」を販売し、2012年には、地球温暖化係数の低い冷媒R-32を使用したエアコン「うるさら7」を販売しています。
空調機の生産拠点は現在何拠点くらいあるのでしょうか?
現在は国内に4拠点、海外に90拠点あります。
圧倒的に海外が多いのですね。
はい。世の中のグローバル化に伴い、弊社も海外市場を求め拠点展開を進めてまいりました。ヨーロッパやタイに自社工場を作り、その後中国への展開を皮切りに海外進出が本格化していきました。
2000年代に入ってからは海外企業のM&Aも積極的に行い、現在の90拠点にまで広がりました。
それでは新木様、中野様の所属される「CSR・地球環境センター」のミッションについて教えてください。
エアコンが事業の柱であることもあり、企業成長の中でCO2の排出を削減する、温暖化対策に取り組むことは弊社の社会的使命でもあります。そこで持続的な企業成長と環境問題への貢献の両立を目指して、環境活動に取り組むのが私たちセンターのミッションです。その中で私達は、工場の環境活動を担当しています。
国内だけでなく、海外の工場に向けても取り組みを展開されているのですか?
はい、海外も対象となります。先ほどお話した通り、近年はM&Aを行いながら成長してきたこともあり、言語だけでなく、企業文化も異なる全拠点に向けて取り組みを推進していく必要があります。
経験やノウハウを「承認された正しい情報」として全社展開
株式会社イシダ