「Accela BizAntenna」の導入により、課題はどのように解決されましたか。
まず、「情報を探す」という点においては、タグやドリルダウンナビ機能で大幅に改善することができました。
たとえば、無人搬送機「AGV」による改善事例を探すには、ドリルダウンナビのメニューから「AGV」を探し、クリックします。そうするとAGV関連の情報に絞りこまれ、表示されたサムネイルを見れば必要な情報がすぐに見つけられます。また動画の場合、サムネイルをクリックすれば、その場ですぐに再生できます。
3~4回のクリックだけでほしい情報にたどり着くことができ、そのまま簡単に動画も再生できるのは、非常に大きなメリットです。
また、改善事例に関する問合せ対応も、BizAntenna上で簡単に行えるようになりました。
そのやり取りを蓄積し、あとで閲覧することも可能です。メールよりも対応がスムーズな上に、蓄積したやりとりをそのままFAQとしても活用できるという点も気に入っています。
言語についても、表示言語が7か国語まで対応している点が、選択の上で大きなポイントとなりました。
現在は、コンテンツの翻訳処理もタグを活用してBizAntenna上で行っています。翻訳したいドキュメントに「翻訳依頼」のタグをつけると、「翻訳依頼」のビューにそのドキュメントが自動表示されます。翻訳担当者が翻訳を開始したら「翻訳中」、完了したら「翻訳済」と状況に応じてタグを変更することで、複数の翻訳者がいる場合にも対応は重ならず、また翻訳依頼した人も、ビューをチェックすることで状況を確認できます。
これまでは国内外から問合せがあると、サーバ内で情報を探し、それを必要な言語に訳した上でメールで送っていました。拠点が増えれば増えるだけ、対応は煩雑になります。BizAntennaの導入により海外からダイレクトに、言語的にシームレスに情報を探せる仕組みができました。
今後強化したい取組みなどあればお聞かせください。
今後は情報発信者へのフィードバックをもっと強化したいと思っています。BizAntennaではコンテンツの活用度合、人気度合を知ることができるので、情報発信者はその情報が有効に使われたかどうかを知ることができます。
ランキングが情報発信者へのフィードバックとなり、また次の発信へのモチベーションにつながります。
また、補足事項や意見をコメントに残すことで、それをもとに情報をメンテナンスすることができ、さらなるレベルアップにつながります。このPDCAサイクルを回し、情報の質を高めていくことが重要だと考えています。
ありがとうございました。
新価値創出の要は「真空パック」した議論や思考のプロセス
株式会社本田技術研究所