それでは貴社の事業についてお聞かせください。
株式会社シムトップス
代表取締役社長
水野 貴司様
1991年に創業し、個別受注生産に特化した工程管理・スケジューリングシステム「DIRECTOR6(以下DIRECTOR)」や現場帳票ペーパーレス化ソリューション「ConMas i-Reporter(以下i-Reporter)」をはじめとするパッケージ製品を開発・販売しています。
今回i-Reporterのサポート業務においてAccelaを導入いただきました。そもそもi-Reporterはどのような経緯で誕生したのでしょうか。
元々、「DIRECTOR」という製造業向け商品を扱う中で、製造業の現場やお客様との接点は多くあり、製造業のあらゆる現場で紙文化が根強く浸透していることは知っていました。例えば、記録・報告作業は基本的にすべて紙に記入し、あとからパソコンに入力してデータ化するといった具合に。こうした手間を削減するためにハンディ端末などを利用して電子化を試みても思うように浸透せず、結局紙に戻ってしまう、という話もよく耳にしていました。現場の電子化やペーパーレス化を考えるならば、現場で利用する人たちが、今までと同じ感覚で簡単に使えることが重要なポイントなのですよね。それを実感していたちょうどその頃、世の中に登場したのがiPadに代表されるタブレット端末です。
そこで、デバイスとしてタブレット端末に焦点を当て、紙の帳票で行われている現場運用をそのままシステムにするというコンセプトのもとにi-Reporterを開発しました。
i-Reporterのお客様は製造業が中心でしょうか。
当初は製造業を対象としていましたが、徐々に他業種からの引き合いも増えていきました。電子化を実現できずに困っているのは製造業だけではなく、メンテナンス業務や品質管理業務など、いわゆる「現場」と呼ばれるところではどの業種でも同じ課題を持っていたのですね。現在はi-Reporterの適用対象は全ての業種における「現場(フィールドワーカー)」だと捉えています。市場が広がる中でユーザ数も拡大し、この2年間でそれまでの約2倍にあたる2000社にまで増えました。
保守マニュアルや設計図、修理履歴の共有で修理スキルの均一化を目指す
株式会社テクノイケガミ