「現場力」の日本と「多様性」のアメリカ ~ナレッジマネジメントって、15年以上前に流行ったあれね!今さら何?~

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横瀬 未典(よこせ みのり)

こんにちは!

ナレッジマネジメント向けITベンダー【アクセラテクノロジ株式会社】の横瀬未典です。


さて、前回の投稿では、アクセラテクノロジに入社したきっかけでもある「ナレッジマネジメント」についてご説明しました。

ただ、「ナレッジマネジメント」とGoogleで検索すると、

🔍ナレッジマネジメント 古い
🔍ナレッジマネジメント 失敗


などと、予測変換に出てきます。

みなさんの中にも、少し前に流行ったなとか、昔は取り組んでいたなとか、という方もいらっしゃるかもしれません。そこで、今回は、「ナレッジマネジメント」について、日本とアメリカを比べながら、その取り組みについて、歴史や文化の違いを紐解いていこうと思います。



目次

  1. IT革命と「ナレッジマネジメント」の拡大
  2. 日本の製造業における「現場力」
  3. 多様性の国アメリカでの「ナレッジマネジメント」
  4. これからの日本の未来と「ナレッジマネジメント」
  5. まとめ


IT革命と「ナレッジマネジメント」の拡大

「ナレッジマネジメント」が急速に拡大したのは1990年代のIT革命。

この時期、コンピュータにより、情報の流通スピードが激変しました。
と同時に、労働者の流動化も起こり、特にアメリカで「ナレッジマネジメント」に取り組む企業が増えました。

日本の製造業における「現場力」

しかし、日本では、なぜそのような動きが起こらなかったのでしょうか。

もともと「ナレッジマネジメント」という言葉が生まれる前から、日本の製造業では、「トヨタのカイゼン」「ホンダのわいがや」など流派は様々ですが、現場で成されてきている取り組みがありました。

そのような日本の優れた製造業を研究、分析して導き出されたものを体系化したものが「ナレッジマネジメント」なので、長年製造に関わっている技術者たちにとっては今さらなわけです。


日本では、「技術は盗むもの」「俺の背中をみて学べ」など、今ではパワハラで問題になりそうなことも、終身雇用とあいまって機能していました。
いわゆる現場力が強かったのです。

わざわざ「ナレッジマネジメント」の仕組みやITを導入する必要はなく、逆にITを入れるなんていうと、アレルギーを起こすベテランの社員もいたと思います。

「古い」や「失敗」といった印象がついたのも、このような考え方によるものではないでしょうか。

多様性の国アメリカでの「ナレッジマネジメント」

一方、アメリカにはそもそもそんなカルチャーはありません。転職も多く、海外からの移民やメキシコからの出稼ぎも多いですよね。

ホワイトカラーvsブルーカラーと分かれていて、ブルーカラーの労働者は現場の「改善」には取り組みません。
そのような環境で、形式知化は必須!!

アメリカ発祥のIT技術の進歩とあいまって、日本流の「ナレッジマネジメント」をなんとか導入しようとしてきたというわけです。

今でも、アメリカでは毎年「ナレッジマネジメント」に関するイベントなども開催され、取り組みは脈々と続いています。



これからの日本の未来と「ナレッジマネジメント」

しかし、これからの日本は違います。

少子高齢化で労働人口が減っていきました。
アメリカほどではないけれど、終身雇用は衰退し、労働者の流動性も高まっています。

一方で、高度経済成長を支えてきたナレッジたくさんもった団塊の世代は、ここ10年で定年退職しています。
企業は、これから労働力を外人労働者に頼っていかなければなりません。

そのような時代に、従来の「あうんの呼吸」「技を盗め」は通用しません。

画像4



これまで企業が蓄積してきたさまざまな知識は、大事な資産です。

これを昨日転職してきた社員や、まだ日本語が十分でない外国人社員でも使いこなせるようにする、ナレッジの管理と活用はこれからの会社経営には欠かせない、そんな時代になったのです。


まとめ

「ナレッジマネジメント」は1990年代のIT革命によって急速に拡大しました。しかし、昨今、当時以上に、モノやヒトの流動化や雇用の多様化が進み、ナレッジの管理、活用は必要不可欠になりました。

今や、かつてのような大がかりなサーバーや投資は不要で、クラウド上ですぐに始められます。

アクセラテクノロジは、そのような新しい時代に向けた「ナレッジマネジメント」の取り組みをITツールと合わせて提案しています。

横瀬未典(よこせみのり)

ナレッジマネジメント向けITベンダー【アクセラテクノロジ株式会社】の社員です。「お客様満足」「技術伝承」「生産性向上」…働くみなさんのお困りごとを、ナレッジマネジメントでご支援させていただいています。

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