人・時間・場所に依存しないナレッジ共有~海外との技術情報の共有ってどうすればいい?~

こんにちは!ナレッジマネジメント向けITベンダー【アクセラテクノロジ株式会社】の横瀬未典です。

前回までの振り返り

前回は、時間や場所の制約を超えたナレッジ創出のツールとして、ナレッジボード「K-Board」をご紹介しました。

K-Boardはリモートで同時にアイディア出しができるのはもちろん、その思考過程そのものがK-Board上に残るので、時差がある海外拠点のメンバーとのナレッジ共有も簡単に行えます。

しかし!日本と海外拠点のメンバーとのナレッジ共有に使えるのは、この「K-Board」だけではありません。

弊社には、製造業のお客様も多くいらっしゃって、その大半は、海外に工場や販売の拠点、取引先などを持たれています。

本日は、弊社がご提供してるもうひとつのツール、ナレッジベース「BizAntenna」について、海外拠点との情報共有に使っていただいている事例をご紹介します。

◎日産自動車様~生産現場での事例~

まずは、日産自動車様の生産現場での事例として、自動車の海外工場での取り組みです。

自動車の生産現場では、同じモデルを日本、そしてアメリカ、メキシコ、スペインなど様々な海外工場で生産しているケースがあるかと思います。

かつては、日本が全てのやり方を準備し、日本から海外工場へ一方的に「技術移管」するのが普通でした。
必要であれば、日本人指導員が現地に行って、生産に関わるラインの組み方や各工程の技術を伝授したものです。

しかし、今は、必ずしも日本からの一方向ではありません。

各拠点ごとの改善取り組みで、日本が学ぶケースもあります。
そういった場合、このお客様では、海外工場での改善取り組みを、日本の生産推進部門がとりまとめ、各拠点に新たなナレッジとして伝えていくような取り組みを行っています。

◎ダイキン工業様~CSR活動の事例~

次は、ダイキン工業様でのCSR活動の事例として、地球温暖化防止に向けたCO2削減の取り組みです。

海外に工場を持つ製造業の会社は、それぞれの拠点ごとに取り組みを束ねて、目標に向かってCO2削減の取り組みをしていかねばなりません。

そのためには、各拠点の良い取り組みを集めたり、地域ごとの特性を活かした取り組みを教え合ったり、共有することが大事です。
このような際に、推進部門と各拠点でナレッジを双方向に行き来させる仕組みが重要です。

海外拠点間のやりとりには、社内の標準言語として英語や日本語が使われることが多いですが、最近では、自動翻訳機能を取り入れたり、動画を多く使い言葉の壁を超える取り組みもなされています。

◎アクセラテクノロジからのお知らせ

今回ご紹介したようなお客様の事例は、弊社ホームページのお客様事例でもご覧いただけます。ぜひ一度、ご覧ください!

横瀬未典(よこせみのり)

ナレッジマネジメント向けITベンダー【アクセラテクノロジ株式会社】の社員です。「お客様満足」「技術伝承」「生産性向上」…働くみなさんのお困りごとを、ナレッジマネジメントでご支援させていただいています。

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